この記事でわかること
- ・freee人事労務/SmartHR/マネーフォワードの違いをスッキリ整理
- ・マスタ一元化・価格・多機能の3軸で見た各製品の強みと弱み
- ・中小企業30〜200人ならどれを選ぶべきか(freee愛用社労士事務所の見解)
- ・製品選びでつまずかないための判断軸
「人事労務ソフトを入れようと思って調べたら、freee・SmartHR・マネーフォワードが出てきたんですけど、結局どれがいいんですか?」
これ、めちゃくちゃ多いご相談です。
正直、ググっても「どれもいい」みたいな比較記事ばかりで、参考にならないんですよね。
社会保険労務士法人 労務ニュースは、実際にfreee人事労務をメインで使っている社労士事務所です。お客様のサポートでもfreeeを推奨しているので、当然freee寄りの目線が入ります。
ただ、SmartHRもマネーフォワードも触ったことはあります。各社それぞれ得意領域があるので、「中小企業30〜200人の場合、なぜfreeeがおすすめなのか」を客観的な事実ベースで書いていきます。

まず3製品の立ち位置を整理する
3つの製品は、見た目は似ていますが設計思想がまったく違います。ここを理解しておかないと、選び方を間違えます。
| 製品 | 立ち位置 | 給与計算 | 勤怠管理 | 労務手続き |
|---|---|---|---|---|
| freee人事労務 | オールインワン | あり | あり | あり |
| SmartHR | 労務手続+タレマネ特化 | なし | なし | あり |
| マネーフォワード | モジュール集合体 | あり(別契約) | あり(別契約) | あり(別契約) |
ポイントは、SmartHRには給与計算機能がないこと、そしてマネーフォワードは製品が分かれていることです。
freee人事労務:給与・勤怠・手続きが1製品で全部入り
freee人事労務は、1つの契約で給与計算・勤怠管理・労務手続き・年末調整・マイナンバー管理が全部できるオールインワン型です。中小企業にとって、これが最大の強みです。
SmartHR:労務手続きとタレントマネジメントに特化
SmartHRは労務手続き(入退社・年末調整・電子申請など)と、タレントマネジメント(人事評価・配置・サーベイ)に特化しています。給与計算機能がないので、給与は別ソフト(マネーフォワード給与・給与奉行など)と連携する前提です。
マネーフォワードクラウド:会計連携の強さ
マネーフォワードは、会計ソフトとの連携の強さが最大の武器です。ただし給与・勤怠・人事管理がそれぞれ別モジュールなので、3製品を契約する必要があります。
比較軸①:マスタ一元化の構造
中小企業の人事労務で、いちばん時間を食うのは「同じ情報を複数のシステムに入力する」作業です。だからこそ、マスタが1つにまとまっているかどうかは死活問題です。
freee:1つのマスタで全部繋がる
freeeは従業員マスタが1つ。住所・扶養・基礎賃金・社会保険情報を1度入れれば、給与・勤怠・社保手続き・年末調整に自動連携します。
「マスタが1つにまとまってる」という強みは、業務時間に直撃します。実際に使ってみて、これが一番の便利ポイントです。
SmartHR:労務系は一元化/給与・勤怠は外部連携
SmartHRも従業員マスタは一元化されていますが、給与計算と勤怠管理は外部ソフトとAPI/CSV連携になります。連携の設計と運用が必要で、ここを甘く見ると「結局2〜3本契約してデータ連携で苦労する」状態になりがちです。
マネーフォワード:モジュールごとに分かれている
マネーフォワードはID連携で繋がっていますが、設計思想が「製品の集合体」です。給与・勤怠・人事管理がそれぞれ別モジュールなので、freeeほどシームレスではありません。
マスタ一元化の評価:freee ◎ /SmartHR ○(給与・勤怠は外部)/マネーフォワード △
比較軸②:価格(中小企業30〜200人の場合)
価格は事業規模やプランで変動するので、最終的には各社公式サイトでの確認が必要です。ここでは「全体感」をお伝えします。
freee:1製品で完結するので分かりやすい
freeeは1製品で全部入っているため、料金体系がシンプルです。基本料金+従業員1人あたりの従量課金という形で、予算化しやすいのが特徴です。
SmartHR:問い合わせベース、機能も豊富で中〜高位
SmartHRは料金が問い合わせベースで、公開されていないプランもあります。タレントマネジメント機能などのオプションを追加していくと、コストが膨らみやすい印象です。さらに給与計算ソフトの契約が別途必要なので、トータルコストで考える必要があります。
マネーフォワード:複数モジュールで結局割高化しやすい
マネーフォワードは「給与」「人事管理(社会保険)」「勤怠」をそれぞれ契約するので、事実上3本契約になります。会計と一緒に使う前提なら割安感がありますが、人事労務だけで使うとトータルコストが膨らみがちです。
価格の評価(30〜200人で人事労務メインの場合):freee ◎ /SmartHR △(給与別契約必要)/マネーフォワード △(複数契約必要)

比較軸③:多機能性
「多機能」と一口に言っても、人事労務で必要な機能はいろいろあります。代表的な6機能で比較してみました。
| 機能 | freee | SmartHR | マネーフォワード |
|---|---|---|---|
| 給与計算 | ◎ | × | ○(別契約) |
| 勤怠管理 | ◎ | × | ○(別契約) |
| 電子申請(e-Gov) | ◎ | ◎ | ○ |
| 年末調整 | ◎ | ◎ | ○ |
| マイナンバー管理 | ◎ | ◎ | ○ |
| 人事評価・タレマネ | △ | ◎ | △ |
freeeは「人事労務の実務系をフルカバー」しています。SmartHRは「労務手続き+タレントマネジメント」が圧倒的ですが、給与・勤怠は別。マネーフォワードは全部できるけど別契約、という構図です。
中小企業30〜200人ならfreeeが最適解な理由
ここまで3軸で比較してきましたが、中小企業30〜200人で人事労務をメインに使うなら、freee人事労務が最適解だと考えています。理由は3つあります。
① 「結局複数契約」になるリスクがない
中小企業で多いのが、SmartHRを入れたら給与計算で別ソフトが必要になり、データ連携で工数が膨らんだというパターン。マネーフォワードも同じく複数契約が前提です。
freeeなら1契約で完結するので、契約管理もデータ連携も悩む必要がありません。
② 価格が予測可能
freeeは料金が公開されており、人数で見積もりが立てやすいです。中小企業の経営者が予算を組む上で、これが地味にデカいんですよね。
③ 中小企業に必要な機能が「ちょうど揃ってる」
タレントマネジメント機能(人事評価・配置最適化・サーベイ)は、200人未満の会社ではそこまで必要ないケースが多いです。SmartHRの強みであるタレマネが活きるのは、200人を超えてからという印象です。
逆に、給与計算・勤怠・労務手続きは全社員で使う日常業務なので、ここがオールインワンなのが効きます。
どんな会社ならSmartHR・マネーフォワードがいいか
念のため公平に書いておきます。freee以外がベターな会社もあります。
SmartHRが向いている会社
- ・従業員数200〜1000人規模
- ・人事評価・組織サーベイ・配置最適化に本気で取り組みたい
- ・給与計算ソフトはすでに別ソフトで運用が確立している
- ・ペーパーレス化を最優先したい
マネーフォワードが向いている会社
- ・すでにマネーフォワードクラウド会計を使っている
- ・給与計算の柔軟性(複雑な手当・複数賃金規程)が必要
- ・顧問税理士がマネーフォワード推奨
まとめ:迷ったらfreee人事労務でほぼ正解
中小企業30〜200人の人事労務ソフトとしては、freee人事労務がほぼ間違いない選択です。
- ・マスタ一元化で業務時間が劇的に減る
- ・1製品で完結するので追加コストが発生しにくい
- ・中小企業に必要な機能が「ちょうど揃っている」
私たち労務ニュースはfreee認定アドバイザーとして、お客様の人事労務をfreeeで効率化するサポートを専門にしています。実際に毎日freeeを使っている立場として、「もうこれ以外の選択肢はあまり考えにくい」というのが正直な感想です。
「うちの規模ならどれを選べばいい?」「導入したいけど運用に自信がない」というご相談、よくいただきます。導入前のご相談からお気軽にどうぞ。
freee人事労務の導入・運用なら、オマカセロウムくん
社会保険労務士法人 労務ニュースは、freee認定アドバイザーとして、freee人事労務を活用した中小企業の労務効率化を専門にサポートしています。
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