最近、今後のことについて考え込んでおります。悩み過ぎてちょっとメンタルが落ち込んでいましたが、これではいけないと思い、いろいろな本を読み漁ることにしました。
目標は1日1冊。今のところはいいペースです(まだ3日目だけど)。
話は変わりますが、社員教育についてのご相談が最近とても多いなと感じています。
今回は社員教育について考えてみたいと思います。
社員教育って何?
最初の疑問は「そもそも社員教育って何を教えることだろう?」ということです。
これについては「お金の稼ぎ方を教えること」=「稼げる社員を作ること」になるのではないかという結論になりました。
そもそも通常の場合、従業員はお金を稼ぐために会社を選んで入社し、働いています。給与を獲得するには、稼げる会社であることが重要です。
つまり、会社が稼げないと自分も稼げないわけです。
会社にとって、よりよい社員というのは、より長く稼げる社員です。当然、どのスパンで稼ぎを見るかという視点も重要ですから、稼げればいいというわけではありません。
適切なサービスや社会的意義を考慮し、コンプライアンスを守り、より長いスパンで稼ぎ続ける社員のほうが良いわけです。
しかしながら、多くの会社で教育することは「業務のやり方」だったりします。
業務のやり方を覚えれば、一定の稼ぎを上げられるようになるとは思うので、この「業務のやり方」については、当然ながら教育の優先度は高いと思います。
私が考えているのは、この「業務のやり方」だけでは足りないのではないかということです。
- ・なぜこの業務をするのか
- ・この業務をすると、なぜ稼げるのか
- ・そもそもなぜ稼げないといけないのか
このようなことを含めて、従業員に伝えていく必要があるのではないかと思います。
仮に、何も考えずに作業だけしてくれる社員がいればいいのなら、「やり方」だけ伝えてあげればいいかもしれません。
ただ、多くの会社で「自分で考えて自分で動く、自発的な社員が欲しい」という声もあります。
このような「自分で考えて自分で動く社員」を育成するには、「稼ぎ方」を教えてあげることが重要です。
また、それによって「自分の人生を叶える」ということも伝えましょう。
人が自発的に働くには?
社員に、自発的に、前向きに、主体性をもって働いてもらうためには「これが自分のためになっている」という感覚が必要だと思います。
日々の業務の中で、社員に対して
「もっと頑張ってくれたら」
「もっと勉強して欲しい」
「もっと工夫して欲しい」
「もっと一生懸命やって欲しい」
と経営者は思うはずです。
しかし、従業員は「頑張って意味があるのか?」と考えているかもしれません。
このような環境では、自発的に、前向きに動いてもらうことは不可能です。
そのため、社員には「お金を稼ぐ方法を教わっている」=「教わったことをやればもっとお金が稼げる人になる」と思ってもらえるのが理想的ではないかと思います。
働く理由はお金だけなのか?
もちろん働く理由はお金だけではありません。
よくあるものとしては、以下のものがあるのではないかと思います。
- ・給与
- ・やりがい
- ・存在意義
- ・成長
以前、成長とは「昨日できなかったことが、今日できるようになること」と記載しました。
では、何のために成長するのか?
簡単にいうと「もっと必要とされる、稼げる人間になるため」ではないかと思います。
稼げる人間になるには「人にもっと頼られる人間」になる必要があります。多くの人から頼られる人間になれば、やりがいも存在意義も実感できるはずです。
また、結果として給与も上がるでしょう。
つまり「お金を稼ぐ方法を教えてくれる会社」は社員にとって「働く理由が大きい」のです。
手順を教える前に、その意味を伝えましょう。
意味を伝える前に、働く意味を伝えましょう。
会社が「これを覚えると、あなたはもっと求められる、稼げる人間になりますよ」と伝えてくれている。社員がそんな風に感じてくれれば、自発的に働く理由が生まれるはずです。
社員教育とは「お金の稼ぎ方を伝えること」。加えて、その重要性を伝えていきましょう。そんな話です。
