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事実と解釈が別のものだと認識することが重要

仕事術

情報と解釈の基礎

私たち人間は、日々たくさんの情報を外部から受け取っています。情報というのは知識という意味だけでなく、ご飯を食べたり、景色を見たり、何かを経験するといった全般を指しています。

日々たくさんの情報を外部から五感を使って浴びる中で、無意識にその物事の良い・悪い、正しい・間違っている、そんな解釈をしています。そこから感情が生まれるわけです。

この事実を知っておくことは、非常に重要じゃないかと最近感じています。
たとえば、何か嫌なことがあったとき、私たちは無意識に「今日はツイてない」とか「何かダメな日だなぁ」とか、そんなふうに自分以外のせいにしているかもしれません。
また、クレームに対応しているとき「コイツ嫌な奴だなぁ」と無意識に感じてしまうこともあります。
このように人間というのは、起きた事実を無意識に解釈してしまうのです。

事実と解釈を別々のものだと認識できないと、いろいろな不都合が発生します。
仮に自分が大学受験に向けて勉強しているとき、今までの成果を確認するために模試を受けたとします。残念ながら、模試の結果はいまいち。C判定でした。
このとき、事実は「テストの点が悪かった」ということです。この事実に照らし合わせれば、次に取る行動は「点数を上げるように勉強する」となるはずです。

しかし、人は無意識に思ってしまいます。

「俺って勉強は向いてないのかなあ」

このような無意識の解釈により、正しい努力の方向を間違ってしまうことが往々にしてあります。
これを思わないようにしようというのは、非常に難しいことだと思います。なぜなら、人は無意識のうちに得た情報を自分の解釈に当てはめて考えようとしてしまうからです。

よって、重要なのは事実と解釈が別のものだと認識することです。
発生している事実をしっかり見て、次に自分が何をするのか。この判断をきちんとできれば、今やるべきことが見えてくるはずです。

「私、無意識に変な解釈してるな」と自分を客観視できるようにすると、新しい道が開けるんじゃないでしょうか。