お金について少し考えてみましょう。
もしよければ、いま手元にある10,000円札を取り出してみてください。この10,000円札、実際にどれくらいの価値があると思いますか?
多くの人が「10,000円は10,000円の価値がある」と考えるかもしれません。
では、もう少し深く考えてみましょう。
あなたなら、この10,000円で何を買いますか?
新しい服?美味しいランチ?それとも自己投資に使いますか?
僕は、10,000円そのものに価値はないと思っています。お金の価値は、それを何かと交換したときに決まります。
たとえば、ある商品が本来は1,000円で購入できるものだとします。しかし、その商品の価値をよく知らないまま10,000円で買ってしまった場合、その10,000円の価値は1,000円にしかなりません。
逆に、10,000円で本を買い、その本から得た知識を使って100,000円を稼いだとすれば、その10,000円は100,000円の価値を生み出したことになります。
お金とは、便利な交換チケットのようなものです。何かと交換することでその価値が初めて現れます。
では、私たちがビジネスを行う上で、どのようにお金を使うべきでしょうか?
まず1つ目は、できるだけ価値のあるものにお金を使うことです。特にビジネスにおいては、10,000円を投資して20,000円や30,000円を稼ぎ出すことが理想です。
あなたのビジネスでは、どんな投資がリターンを生みますか?何かにお金を投じる際には、その先にどれだけのリターンが期待できるかを常に考える必要があります。
また、給与も同じです。企業が社員に給与を支払うのは、その社員がその給与以上の価値を会社にもたらすと期待しているからです。
次に、2つ目のポイントは、サービスを提供する側として、いただいた金額以上の価値をお客様に返すことです。
あなたが提供しているサービスは、お客様が支払った金額以上の価値がありますか?
「10,000円もらったから、10,000円分の仕事をすればいい」と考えていませんか?
それではお客様に選ばれ続けるのは難しいかもしれません。
お客様が10,000円を支払ってくれた場合、その10,000円が20,000円、30,000円の価値を持つと感じてもらえれば、自然と選ばれ続ける存在になります。
ぜひ一度振り返り、そして、これからどのようにすれば、さらにお客様にとって魅力的な存在になれるかを考えてみましょう。
