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「仕事をする」とは、何をすることなのか

仕事術

「もっと仕事ができるようになりたい」
「今年は仕事を頑張ります!」

 こんな言葉をよく耳にしますが、そもそも仕事をするとはどういうことなのでしょう。あるいは、仕事ができるとは何を指しているのでしょうか。

ただ闇雲に「頑張ります!」と意気込んでも、何をどう頑張るのかが曖昧なままでは、思うような成果は出ないかもしれません。目標を立てるにしても、まずは仕事をするとは何かを明確にしておく必要があると考えます。

では、仕事をするとは一体どういうことなのでしょうか。

目的達成のために何かを変えること

私は、仕事をするとは「目的達成のために何かを変えること」あるいは「できないことをできるようにしていくこと」だと考えています。

目標を達成するためには、現状をそのままにしていても何も変わりません。今、手にしていない結果、つまり目標を達成するために、日々の業務やミッションが存在しているわけです。
だからこそ、今の自分にできないことをできるようにしていく必要があります。

現状維持=後退

現状維持を目的としている業務は、安定しているように見えます。しかし、外部環境は常に変化しています。

たとえば、スマートフォンの登場で、従来の携帯電話は姿を消しました。さらに、新聞やチラシ、紙の書籍、CDやDVDなど、これまで当たり前に存在していたものが次々と不要になっています。

昨日まで必要だったものが、明日には必要なくなる。それが現代社会の特徴です。
つまり、現状維持を続けているつもりでも、周りが進んでいけば相対的に後退していることになります。

成長を目指すなら、少なくとも世の中の進歩や変化についていくことが求められます。

昨日と今日を変えることから始める

「では、何を変えればいいのか?」と考えたときに、最もシンプルで効果的な方法は、昨日と今日を変えることです。

昨日と今日の行動や方法を少し工夫する。

  • ・いつも同じ営業トークをしているなら、新しい切り口を試してみる
  • ・会議で発言を控えていたなら、1回だけでも意見を述べてみる
  • ・メールの書き方を工夫して、より相手に伝わりやすくしてみる

こうした小さな変化を積み重ねていくことで、少しずつ新しい結果が生まれます。

成長とは、できないことができるようになること

成長とは、できないことができるようになることです。
人によって成長の速度は異なりますが、大切なのは毎日少しずつでも前に進むことだと思います。

1日たった1つでも、昨日できなかったことを今日できるようにする。この積み重ねにより、1年後には365個もの新しいスキルや知識が身に付いているはずです。
反対に、何も挑戦せず変化を避けて過ごせば、1年後も今と変わらない状態のままになってしまいます。

このように、日々の小さな積み重ねが大きな違いを生み出すのです。
ただし、これは決して才能の差ではありません。どれだけ新たなことにチャレンジしたかが最も重要なのです。

成長の速度は人それぞれですが、毎日少しずつでも「できないことをできるようにする」という挑戦を続けることこそが、最も確実な成長への道筋となります。

「できない」を「できる」に変えるために

新しいことにチャレンジするとき、不安を感じるのは自然なことです。
しかし、思い出してみてください。
私たちは、生まれたときには何もできませんでした。歩くことも、話すことも、字を書くことも、最初は全部「できない」ことでした。

でも、いつの間にか歩けるようになり、話せるようになり、文字の読み書きができるようになりました。
人によっては、自転車に乗れるようになったり、ピアノを弾けるようになったり、ドリブルが上手くなったりしています。

最初は「できなかった」ことが、いつの間にか「できる」ようになっている。
つまり、人間には「できないことをできるようにする能力」が備わっています。
これは、特別な才能があるからできたわけではなく、正しいやり方で練習を続けたからです。

いかに変化を起こせるか

今日と明日を違う日にしていくことで、少しずつ結果は変わっていきます。
大きな変化を起こす必要はありません。1日1つ、昨日できなかったことを今日できるようにしてみる。小さな一歩を積み重ねていくことで、それはやがて大きな成果につながります。