さてさて、AIが発展して、ついに頭脳労働の必要が無くなる、なんていう話がありますが、chatGPTを使う中でいろいろ難しいなぁと思うことがあります。
特に問題なのは「何を聞くか」です。
- ・自分が何を知りたいのかわからない
- ・何を解決したいのかわからない
- ・そもそも何がわからないか、わからない
実際に上記のような悩みは、とても多いのではないかと思います。
これがわからないと、AIも使いようが無いわけです。
反対にいえば、そこに機械では補えないニーズがあると思います。
我々の仕事でいうと「何が知りたいですか?何をしたいですか?」では足りないということです。
- ・この人の本当の悩みは何だろう?
- ・この人の本当の問題は何だろう?
- ・本当は何に困っているんだろう?
- ・こんな誤解をしているかも?
- ・この人はそもそも何を言いたいんだろう?
という配慮、そして「察する力」がますます重要になると思います。
このようなことに気が付くためには、想像力が問われます。
相手が置かれている状況、立場、そういうものから「もしかしてこんなことが起きているかも」という予測を立てる必要があります。
ただし、予測を立てたら確認する必要があります。
確認をとらずに思い込みで進めると、ただの余計なお世話になってしまうかもしれません。
そこで確認するために必要なのは「問う力」です。
- ・困っていることはこんな内容で合っていますか?
- ・○○というのは、具体的にいうと□□という理解で合っていますか?
- ・今回のお問い合わせについてですが、○○という背景はありませんか?
この質問ができると、
相手の真意を汲み取れる人=自分のことをわかってくれる人
として、とても頼られるようになります。
今や自分で気が付いていることは、ネットで調べたり、chatGPTで簡単に聞けたりできる時代です。
我々は経営者を支える顧問として、
聞けないこと=気が付いていない・理解していないこと
について察することのできる、頼りになる存在になりたいと考えています。
