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なぜ信頼関係が重要なのか

仕事術

最近、職場で信頼関係を築くのはとても重要だと再認識しました。

社員と信頼関係が築けていないことで勃発する問題は多数ありますよね。
職場での上司と部下、先輩と後輩の関係を考えると、指示・指導・アドバイス・依頼事項などが業務上で必要な機会もあるでしょう。
ですが、それはきちんと相手に伝わっていますか?

人に伝えるのは簡単ですが、それが100%伝わるかは別の問題です。
話が分かりやすいか、具体的か、という観点もありますが、問題はそもそも受け取る側が100%で受け取ってくれているか?そもそも受け取る気になっているのか?ということだと思います。

おそらく、信頼関係の無い相手や知らない人にいきなりアドバイスされたら、それが正しくても私たちはイラッとしたり、不審に思ったりするはずです。
信頼関係が無ければ伝えたいことの50%、または30%しか伝わっていないかもしれません。場合によっては「あいつマジウゼェ、マジキモい」とマイナスの効果しか生んでいないかもしれません。

つまり、人と関わる上で双方に信頼関係があるということは、すべての土台であると認識したほうが良いと思います。

さて、信頼関係とは何なのか。

定義が難しいですが、一言で言うと「安心して付き合える関係」だと思います。
人によってさまざまな要素があると思いますが、一般的には下記の要素が必要ではないでしょうか。

目次

  1. ①信用できる
  2. ②危害を加えない、好意を持ってくれている
  3. ③多くの部分で自分と近い思考で理解できる
  4. ④自分にプラスの影響を与えてくれる
  5. ⑤相手の存在や努力を認め、承認する

①信用できる

嘘をつかない、約束を守るなど、人として最低限の信用を得られる行動を心掛けましょう。人は気が付かない間に嘘を作ってしまいます。言行一致を目指しましょう。約束を忘れたり、嘘でごまかしたりすると信用を損なってしまいます。また、信用できない人は、自分にとってマイナスをもたらすのではと警戒されます。

②危害を加えない、好意を持ってくれている

敵意が無いこと、もっというと好意的な感情があるとわかれば人は安心します。簡単なのは「否定しない」「感謝する」ことです。
些細なことでもお礼を伝えて感謝する。相手の都合を顧みない、一方的に要求しないなどが重要になります。
また、笑顔や姿勢、声も大事です。敵意は無い、好意を持っているというのを表現していきましょう。

③多くの部分で自分と近い思考で理解できる

「何を考えているかわからない人」は拒絶されます。重要なのは自分の思考を伝える=理由や根拠を伝えることです。
なぜそう思うのか、なぜそう判断したのか、理由を聞いて理解できれば人は安心します。
※まったく理解されない場合「サイコパス」と認定されます。

④自分にプラスの影響を与えてくれる

人は、自分に何かしらのプラスを提供してくれる人と付き合いたいという本質があります。実際にプラスを生むかよりも、その気持ちがあるか、その姿勢があるかを見ています。
相手にプラスを与える気持ちを持たないとウザがられてしまうので「相手がどんなことを目指しているか」を理解できるようにしましょう。

⑤相手の存在や努力を認め、承認する

自分の存在を認めてくれない人を信用することはできません。最も簡単な承認は、挨拶、そして挨拶を返すことです。
承認の反対は「当たり前」です。当たり前と思わず、感謝の気持ちを持って人と接する必要があります。
趣味や仕事など、人が努力していることを認めることも大事です。また、相談する行為は頼りにしていることが伝わって、素晴らしい承認になります。

そして最も重要なのは、①~⑤を継続することです。場合によっては1日サボっただけでも取り返すのに3日、あるいは1週間、もしくは1年以上かかるかもしれません。
たった一つの大きな嘘がすべてを壊すこともあります。
継続し続けることが信頼関係の維持にはとても重要なのです。

我々は、技術や知識の提供や、アドバイスすることを生業としています。
時には相手をいさめることや、ダメなことはダメと伝えないといけない場面もあるでしょう。
また、社内で苦言を呈しないといけない場面もあります。
そんなときに信頼関係が無ければ、相手に聞き入れてもらえず、もしかしたらクレームや退職に発展する可能性もあります。

日々積み重ねた努力は必ず信頼に繋がるので、一つ一つの行動を大切にしていきましょう。