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思い切って仕事を減らせ!そして同時に増やせ!

仕事術

私たちは日々業務に追われています。そして、自分の価値を高めるために、生産性を上げていかなければなりません。

変化する業務環境

放っておいても、新しい仕事や依頼はどんどん増えていきます。技術革新もあり、AIなども覚えていかなければなりません。

こういった変化に対して「忙しい」と言って放置すると、当然成長はしませんし、時代の流れについていけなくなり、最終的に自分自身の業務能力や価値が相対的に下がってしまいます。

時間の制約と現実

しかし、人間が持つ時間は1日24時間。誰にとっても平等です。業務に充てられるのは約8時間、人によっては12~14時間とさまざまですが、どこかで限界がきます。

そうなると、新しいことを始めたり学んだりする際には、今までの仕事を減らしたり、不要なものを排除したりすることが必要になってきます。

仕事を減らす難しさ

しかし、既存の仕事を減らすのは非常に大変です。関係者から文句を言われたり、不満を漏らされたりします。

トラブルを避けるため、関係者に意見聴取をしても「無くても死ぬわけじゃないが、あったほうが良い」というような曖昧な結論になることがほとんどです。

世の中には「無くても困らないけれどあったほうが良い」というものが溢れています。しかし、こういったものを減らしていかないと、新たな価値を生み出すことができません。

当然、サービスの価値を上げるためには「無くても困らないけどあったほうが良いこと」をあえて戦略的にやっていく場合は多々あると思います。
問題は「特に意図は無いけど、何となくあったほうが良いからやっている」みたいな業務の場合です。

大胆な改革のすすめ

そんなときは思い切って、一度止めてみるのも一つの選択肢です。もちろん、取り返しのつかないことは避けるべきですが、実際は止めても少し文句を言われる程度、あるいは軽く叱られる程度で済むこともたくさんあります。

実際に止めてみたところ、誰からも文句が出なかったというケースも少なくありません。もし問題が起きたら、その時点で対処すれば良いんじゃないかなと思います。
また、必要な業務だったと確認することにも価値があります。

実践例

イーロン・マスクが「用途の不明確なサーバーを試験的に停止し、問題が起きた場合にのみ対処する」という戦略をとっていると、Xの投稿で見かけました。

影響調査は必要ですが、徹底的な調査に時間を費やすほうが無駄になることもあります。影響を判断するために、あえて一度停止してみるのは比較的合理的な戦略だと考えられます。

真偽は定かではありませんが、本田宗一郎は一度、社内の書類を自分のところですべて止めたそうです。書類をすべて止めると当然仕事は回りませんから、現場から苦情が来ます。
苦情が来たものだけ対応していけば、自然と不要なものだけが自分の手元に残ります。
結果、不要な仕事を減らすことに成功したらしいです。

私たちも日々新しいことにチャレンジしたり、新しい仕事に望んだりしています。
反対に、仕事を減らす努力も絶対に必要です。
もし「本当に必要かな?無くても大丈夫じゃないかな?」と思ったものは、一度止めてみるのもありなんじゃないかと思います。

お客さんや周りの人に、取り返しのつかないような迷惑をかけることは避けて欲しいですが、仕事を減らすことにもチャレンジしていきましょう。
今日と明日を変えることが成長であり、未来につながることなんじゃないかと思います。