商売とは何なのか
良いか悪いかはさておき、私たちが生きている世界は経済というルールに縛られています。
この経済社会で生きていくには、人からお金をもらわなければなりません。
人からお金をもらう方法は2つあります。
・他人の理想を叶える
・他人の困っていることを解決する
この2つを提供することでお金をいただいているのです。
しかし、時代によって困っていることや理想の姿は変わります。
提供するものを変えていかないと、誰にも相手にされなくなってしまうでしょう。
「現状維持は衰退と同じ」と言いますが、まさしくその通り。昔は便利だったけど、今じゃ不要なんていうものはたくさんあります。
また、会社の中でも誰かが成長したり、仕組みが変わったりしていくと、今までの武器が突然使えなくなることもあるので、新しいことにチャレンジする姿勢が大切です。
挑戦を誇って、褒めること!
信頼がないと何も頼んでくれない。信頼はとても大事
どんなに良いものを提供しても、信頼がないと人は頼んでもくれません。
信頼とは特別なことから生まれるものではなく、同じことを積み重ねて生まれるものです。
会ったときに必ず挨拶してくれる、毎回きちんと説明してくれるなど、普通のことを積み重ねることが重要です。
逆に、いつもと違うことをしたときに信頼は一瞬で崩れます。
嘘をついた、約束を破った、手を抜いたなど、普段と違う行動で信頼は崩れてしまうので、どんなときも手を抜かず、全力で取り組むことが大事なのです。
私たちは常に組織として動く
人は弱い生き物なので、さぼったり、だらけたり、手を抜いたりしてしまいます。
私もそうですし、人とは怠惰な生き物なのです。
そこで、組織として活動することがとても重要になります。
ただ、組織やチーム、仲間といった言葉をよく聞きますが、その定義は曖昧です。
人によって、組織についての理解に差があると感じます。
私が思う組織には、3つの要素があります。
・共通の目的を持っている
・目的のために、それぞれの役割がある
・役割を評価する指導者が存在する
目的というのがとても難しいのですが、会社である以上、間違いないものとして一つ「お客さんをもっと喜ばせて、もっと利益を上げて、自分たちの収入を上げる」という目的が挙げられます。
目的のために役割を分担したり、ダメなところを指摘し合ったり、そういう強い組織になりたいものです。
目的意識を持って、最も効果が高い行動をとる
コスパやらタイパやらが流行っていますが、そもそも目的がしっかりしていないと、パフォーマンスの良し悪しは測れないのではないかと思います。
誤解しないで欲しいのは、目的のためならすべてを捨てるという話ではありません。たとえば、より多くの利益を得るために、人間関係も倫理観も捨てて良いわけないのですから。
長く継続していくには、人間関係のいい組織で、後ろ指を指されない倫理観を持っていないと目的は達成できません。
つまり、どちらもやるのです。
逆に、目的も忘れ去られて何となく慣習として残っているものも多くあるので、そういうものは排除するべきです。
人は説明して納得しないと動かない、続かない
お客さんに対しても社内に対しても、人に何かしてもらいたい、何かを変えたいというときは、ちゃんと理由を説明して、納得してもらう必要があります。
逆説的ですが、人は感情で行動する生き物です。
つまり、「好き」とか「楽しい」とか、「嫌い」とか「嫌だ」とかで判断する人は多くいますし、何か行動を起こすときは、必ずその動機が必要になります。
だから、ちゃんと説明をして、納得して動いてもらうべきなのです。
訳もわからず何かをやらされるのを、楽しいと思う人はいません。自分で決めていないのに、他人に無理矢理やらされると不満に思うのは当然です。
・行動に対しての意味や目的を理解してもらう
・自分のプラスになると納得して動いてもらう
は、とても大事なことなのです。
会社に来るのが嫌だと思う環境はあまり良くない
「会社行くのがつらい」「辞めたい」と思っている人もいると思います。
この状態は本当に良くない。そりゃ頑張れないよ。
組織の人間関係はとても大切です。もちろん、無駄にベタベタと気を遣う必要はありません。
ただ挨拶をする、返事をする、お礼を言う、謝罪をする。通常の円滑な人間関係をしっかり保つのは、実は働く上で大事なことなのです。
何かにチャレンジしたり、新しい課題があったりして、大変だと思う気持ちは前向きで必要なことなので、そこは「つらい」とは違うものだと思ってください。
時間は有限。だから時間を決める
時間は有限。本当に有限。誰でも持っている箱が決まっています。
何するにしても、まずは時間を決めることが大事だと、最近は強く思うようになりました。
そもそも給与も、〇〇時間働く、その中でいかにパフォーマンスを出すかという仕組みになっています。
人によっては残業を見込んで〇〇時間+〇時間という人もいることでしょう。
どちらにしても、同じ時間の箱の中で、よりパフォーマンスの高い方の収入が上がるというのが適切だと思います。
だからこそ、業務にあたる、仕事をする際には、時間を決めてみてください。
当社のサービスに沿って考えると、料金に対して適切な時間を設定するのが最初の仕事なのだと捉えています。
