BLOG

代表ブログ

想像力は大事だけど、思い込みは危険

仕事術

普段のお仕事を思い浮かべてみてください。お客様に商品を買っていただいたり、同僚に手伝ってもらったり、上司に承認をもらったり…。実は仕事って、自分以外の人に何かをしてもらうことで成り立っています

それは家庭でも同じ。家族に家事を手伝ってもらったり、子どもに宿題をしてもらったり。人を動かすことは、仕事だけでなく日常生活でも必要なスキルです。

「人を動かす」ために、必要なものは?

「人を動かす」とは具体的にどうすれば良いのでしょうか?力で言うことを聞かせるわけにはいきませんよね。人が動いてくれるときは、その人にとってメリットがあるときです。

お客様の場合:「この商品があると便利だな」と思ったとき
同僚の場合:「手伝うことで自分もプラスになる」と感じたとき
上司の場合:「この提案は会社のためになる」と判断したとき

つまり、相手が何を求めているか、何に困っているか、どうしたら喜んでくれるかを想像する力が必要なのです。この想像力こそが、人を動かすための第一歩。相手の気持ちが分からなければ、効果的なお願いやご提案はできませんよね。

周りから一目置かれるあの人。その秘密は「想像力」にあり

あなたの周りに「あの人、本当に気が利くよね」と言われる人はいませんか?疲れている同僚にお茶を入れてあげる、忙しそうな上司に要点をまとめて報告する、新人に分かりやすく説明する…など。
これらは相手の立場に立って、想像力を働かせた結果の行動です。想像して、先回りして行動できる人が「気が利く人」と言われます。彼らの共通点は想像力が豊かなことなのです。 

  • ・相手がどんな気持ちでいるか
  • ・いま何に困っているか
  • ・どんなことを求めているか

想像は想像。事実を確認するためのコツ

ここで大切なのは、想像を事実だと思い込まないことです。たとえば、上司が難しい顔をしているのを見て「私の仕事にイライラしているのかも」と想像したとします。でも実際は、全然違う案件で悩んでいただけかもしれません。

想像だけで行動すると、的外れな対応をしてしまったり、相手を困らせてしまったり、誤解が生まれてしまったり…。

ならば、どうすればいいのでしょうか?答えは簡単。想像したら確認しましょう

ここで皆さんに、魔法の言葉をご紹介します。
それは「~の認識でよろしいでしょうか?」です。箇条書きと合わせることで、より効果を発揮します。

【例1】退職に関する確認
「ご相談の件について、下記の認識でよろしいでしょうか?」

・社員から8月末で退職の申し出あり
・8月末から有給消化の希望も追加であり
・会社としては法令に問題ない対応を実施する予定

【例2】会議の準備に関する確認
「明日の会議について、下記の認識でよろしいでしょうか?」

・参加者は営業部の5名
・資料は売上データと提案書を用意
・会議時間は1時間を予定

【例3】お客様対応での確認
「お客様のご要望について、下記の認識でよろしいでしょうか?」

・納期は来月15日まで
・予算は50万円以内
・デザインはシンプルな方向で検討

箇条書きで確認すると

  • 見やすい → パッと内容が分かる
  • 漏れがない → 重要なポイントを整理できる
  • ・答えやすい → 相手も「はい」「いいえ」で答えやすい

というメリットがあります。

ちなみに家庭でも使えます。

「今日の買い物について、下記の認識でよろしいでしょうか?」
・夕食はカレーの予定
・人参と玉ねぎが必要
・デザートも買ってくる

こんな感じで大丈夫?

まとめ:想像力+確認力=最強

Step1:想像する 相手の気持ちや状況を想像する

Step2:確認する 「~の認識でよろしいでしょうか?」と箇条書きで確認する

Step3:行動する 確認が取れてから適切な行動する

「想像する力」も大切ですが、「確認する勇気」も同じくらい大切です。この両方を使いこなして、より良いコミュニケーションを取っていきましょう!